出産に備えて、妊娠中から骨盤周りの靭帯がゆるみ、骨盤が広がります。これはママのおなかのなかで赤ちゃんが過ごしやすくするためであったり、分娩時に産道を抜けるために必要な変化です。

しかし、出産後もこの変化が続くことがあり、骨盤が元の位置に戻りづらくなると、姿勢やからだのバランスが崩れやすくなり、産後の体重増加や腰回りの広がりに影響を与えることがあります。

妊娠中に増加していたプロゲステロンやエストロゲンなどのホルモンは、出産後急激に減少します。基礎代謝や脂質代謝に関わるこれらのホルモンが減少することで、基礎代謝が低下し体重も落ちづらくなります。

妊娠中、お腹が大きくなるにつれて、腹筋も引き伸ばされてからだを支える筋肉が弱くなります。

また、妊娠から出産にかけてからだを動かす機会が少なくなるため、下半身を中心に筋肉が使われずに筋力が低下します。

熱をつくりだす働きもある筋肉が減ることで、代謝が落ちるだけでなく、体温を保つために脂肪がつきやすくなります

妊娠中は赤ちゃんの成長に必要な栄養を摂取するため、食事の量が増えることがあります。

また、産後は授乳やオムツ替え、寝つかせなどで忙しいことやストレスなどから、手軽な食事やスナックやチョコレートなどのお菓子に頼りがちになり、栄養バランスが偏ることあよくあります。